【平井正也 東京3デイズ】 ☆初日、12月11日はこんな日です☆

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    ミックスナッツハウスの王子こと林漁太が1日ホストを務める
    高円寺グリーンアップルでの企画シリーズ、
    『ぷり喫茶、夜の生演奏会』に出演します!

    林くんは、その昔、リトルハヤタというバンドをやっていたころからの友達で
    初共演は確か2002年。「こんぺいとう」のレコ初で訪れた大阪梅田のハードレインでした。
    はじめて会ったのに梅田マルビルのタワーレコードまで自転車二人乗りして連れて行ってくれたんだ。
    そのときからお互いにずっとリスペクトが続いている。

    林くんのライブは、まず、とても音が小さい(!)
    エレキギターなのに弦の音が聴こえるくらい。
    だけどとてもよく聴こえる。
    物足りなさが、ないわけじゃないけど
    音のすき間をうめる大事なものが、うたのなかにたくさん詰まっているような気がする。

    冠をかぶって、メイクをして、派手な衣装を着てステージに立つ。
    思わず笑ってしまうような掛け合いもあるのに
    読後感には一切色物っぽい印象はなくて
    純粋な音楽と言葉の素晴らしさが胸にひとつの灯火のように残る。

    ぼくと林くんと島津田四郎くんの3人でやるライブシリーズ、「正太郎の会」がはじまってから
    共演の機会がふえたけど、一番最近は11月の北浦和クークーバードで行われた「よりみち音楽会」。
    そのときはミックスナッツハウスのベース、ベースライオンと王子のユニット、半バナナと2マン。
    その日アップライトベースを持ってきていたベースライオンとセッションしたくなって
    「いい夜だよ」と「金木犀」の2曲をお願いすると、野生の勘?で弾いてくれたベースが素晴らしくて
    またじっくり一緒にやりたい!と思っていたら、今回ゲストにベースライオンの参加が決定!
    また持ち前の野生の勘で何曲か一緒にやろうと思います◎

    さらにこの日は、特設平井正也ブースが設置され、ぼくが焙煎したコーヒー豆を
    ぼくが挽いて、ぼくが淹れて、ご提供します!
    ガテマラ、東ティモール、エチオピアなどのストレートコーヒーを
    独自のコーヒー観でもって解説しつつ、美味しくたのしく飲んでいただけます。
    関東でコーヒーを出すのは去年のマルムカフェ以来です。

    そんなわけで盛りだくさんの東京3デイズ初日、しかも投げ銭!
    みなさんのご来場お待ちしています!

    ※フライヤーのイラストはしまが描いてくれました。
    文字の配置と色に注目。あと、ライオンがいい!

    ●12月11日 (金)

    東京 高円寺 グリーンアップル
    『ぷり喫茶、夜の生演奏会』

    出演:平井正也/デリシャス王子
    ゲスト:ベースライオン

    時間:open19:00
    料金:投げ銭制(+1オーダー)


    「ハイコーフェス6」

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      2015年9月22日(火)

      ハイコーフェスが終ってもう1ヶ月以上過ぎてしまった。
      こんなにたって日記を書きはじめる出演者ももういないだろう。
      その間にもまた別の土地へ行ってたくさんライブしたり、いろいろな人に出会った。
      その一日一日がどれも一回きりの特別な日だけど、ハイコーフェスの何がそんなに特別なんだろう。

      ハイコーでのマーガレットズロースのライブ。
      最後にうたった「マーガレットズロースのロックンロール」のイントロで、こんなようなことを言った。


      「きっともう死ぬまでずっと続けていける
      そんな大きな愛をありがとう」


      この先日本中、世界中のどこにいても、どれだけ時間が過ぎても
      あの場所で感じたことはずっとぼくの中に残ると思った。
      旅をしていてたまにとても孤独になることがあるけど
      進藤くんはぼくに大事なことを思い出させてくれる。

      一番そばに一番大事な人がいるってこと。
      こんなにぼくを好きな人がいるってこと。

      それはもしかしたら進藤くんもぼくの音楽を聴いて思い出しているのかもしれない。
      忘れっぽいぼくら、すぐ大事なこと忘れて、また音楽が思い出させてくれる。

      進藤くんがよく言ってる「ボクと君のハイコーフェス」っていうのは、
      いろんな意味があると思うんだけど、ハイコーフェスというものがあることで、
      ボクが君に、君がボクになっちゃうことなんじゃないかと思ってる。
      毎年来るたびにみんなが好きになっていくし、自分が好きになっていく。
      スタッフの誰かがいなかったら悲しいし、集まるお客さんも、
      毎年おなじわけじゃないけど、なにか懐かしい気持ちになる。

      今年はまた特別にぼくと進藤くんがどっちがどっちだかわからなくなってしまった。
      進藤くんが真剣にぼくのコスプレしているというのもあるけど、
      お互いのハイコーフェスに対する思いが、もう話さなくても通じているような感覚だった。

      いろんな出演者がいる中で、進藤くんはみんなそれぞれに偏った愛情をもっているけど、
      どう客観的に見てもぼくに対する愛情はさらに偏っている。
      こんなことが許されるのはハイコーフェスのスタッフ、出演者、
      みんな本当に進藤くんとこーちゃんのことが好きだからなんだ。

      自分がどれだけすばらしいかってこと、いいかげん自分で信じます。
      本当にありがとう。愛してます、ハイコーフェス。


      ハイコーフェスを知らない人にはもうなんのこっちゃわからない文章になってすみません。
      なんだか説明してもしょうがない気持ちになったので、
      時間をあけて説明の部分は忘れてから書こう、というのもありました。


      すこしだけ9月22日のことを書くと、まず一番最初のぐっとクルーの演奏でもう感動してしまって、朝の9時半から泣いた。
      何度も聴いた歌でも、なんてうたうか知っていても、本気の本気でうたわれたら関係ないんだね。

      マーガレットズロースのメンバーは昼に田沢湖に着く。
      これ以上すばらしいライブを観てもメンバーと気持ちが開いてしまうと感じて、今年はあんまりライブを観れなかった。
      スタッフの除雪さんが駅まで迎えに行ってくれることになっていたけど、ぼくも乗って行くことにした。

      毎年、ハイコーのスタッフの人たちが出演者を田沢湖駅まで迎えに行く気持ちってこんななのかな。
      「うわー、ほんとにマーガレットズロース来たー!」みたいな。
      ぼくはもう気持ちがびんびんになってたけど、ひとりだけビンビンでもバンドはだめなので、
      みんなまだ前戯もしていない状態なので、極力落ち着いて、なるべく普通でいようと心がけた。

      除雪さんが運転する車の中で熱海くんがした話がおもしろかった。
      新幹線でとなりの席のおばあさんに田沢湖に着く直前になってから
      半ば強引におにぎり三個食べさせられた話。
      かなり空気が和んで、やっぱり迎えに云ってよかった。

      みんなと会場に着いてからは、ちょこっとずつライブを観ては、カレーを食べたり、
      熱海くんと一緒にギターをあわせたり、岡野と粕谷どこいったかな〜なんてうろうろしたりして、
      出番前にはいつものようにみんなでライブの流れを確認しあった。

      どんなライブだったかな。
      幕が開く前、観れなかったけど、進藤くんたちがなにやらくだらなそうな小芝居やってくれて、
      幕が開いたらお客さんがすーって一斉に立ち上がった。
      なんだろうね、厳か、というのかな。
      身が、ひきしまったね。

      ぼくはいつ爆発してもおかしくない気持ちをなるべくバンドにあわせようと苦労した。
      ぼくにとっては5回目のこのステージ、メンバーは始めてなんだもの。
      ここに来るまでも札幌と青森でひとりでライブしてきて、そんな後はバンドと合いにくいもんなんだ。
      ふつう合いっこない。
      よかったかどうかは、もうわからない。
      たのしかったよ。あっという間だった。

      今年は進藤くんが考えてくれたセットリスト、曲順までそのままやった。

      1.東京
      2.オクターブ上で
      3.ロックンロールをよろしく
      4.高橋くん
      5.斜陽
      6.マジックバス
      7.マーガレットズロースのロックンロール

      岡野は終ってから、リクエスト通りにやるのは責任がなくなるからよくないって言ってたけど、
      いいセットリストには違いなかったよね。

      最後に今年ぼくが描かせてもらったハイコーフェスTシャツのイラストと、
      ハイコーフェスが終ってから撮影された進藤くんとこーちゃんの写真を紹介します。

      今年でハイコーフェスはおしまいかもしれません。
      毎年、そんな気持ちでハイコーフェスを続けてきたんだと思うけど、
      今年で本当におしまいかもしれません。

      ぼくの気持ちはこうです。

      「きっともう死ぬまでずっと続けていける
      そんな大きな愛をありがとう」

      左 イラスト:平井正也 
      右 写真:さとうもとのぶ
      (写真は元データでアップできなかったため、画面を撮影したものをあげさせてもらいました)
       


      内陸線で田沢湖へ

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        2015年9月21日月曜日

        あきひとの家で目が覚めて、きのうふらふらに酔っ払ったわりに元気。
        いまあきひとが録音しているソロ音源にギターを入れてほしいという。
        もちろんいいよ。

        いつのまにぼくはギターソロなんてものを弾けるようになったんだろう。
        高校のときに組んでいたバンドでは曲は作れても、
        どうやればソロが弾けるのかさっぱりその秘密はわからなかった。
        そのうちスケールというものがあることを知って、
        どのへんを弾くとそれっぽくなるということはわかっていったものの、
        その朝ぼくが弾いたギターソロはぼくが聴いても平井正也っぽいもので、
        ああ、こんなふうにできるようになったし、こんなふうにしかできないのだなぁと驚いた。
        人の曲で演奏するとなおさらなのだ。
        あきひとはとても感激している様子。
        こんなんですみません。どんな作品になるのかとてもたのしみ。

        あきひととラーメンを食べて、また昨日の街中温泉まで送ってもらって別れる。
        今度はいつあえるかな。

        予定になかった録音をしたので、予定のバスには乗れず、
        秋田内陸縦貫鉄道というのを経由してゆっくり、ゆっくり田沢湖へ向かった。
        あんなに夢見たマーガレットズロースでのハイコーフェスにむけて心の準備は万端に整いつつあった。

        札幌、青森でのなつかしい再会がぼくのこころにあたたかいものを残していた。
        たくさんの出会いがまた次の出会いに繋がっていく。
        センチメンタルすぎるくらいがハイコーフェスにはちょうどよかったもの。

        内陸鉄道はディーゼル車で、すわり心地もいまいちだったけど、
        うとうとしたり秋田のみんなを思いながら田舎の風景の中を、ゆっくり進んでいた。
        田んぼアートの近くを走る時は歩くほどのスピードで。
        みんな窓際に身を乗り出して写真を撮っていたけど、
        ぼくにはそれはさっぱりアートには思えなかったのだった。
        それくらい心はハイコーフェスにむけて準備万端だった。

        はぜくん、モトノブさん、タイキくんが田沢湖に迎えに来てくれてまず水沢温泉へ。
        笑うくらい熱いお湯で笑った。

        ハイコーではみんながあしたのカレーを作っている。
        みずのこぶ、きりたんぽ、日本酒。
        すこし酔っ払って、事務所に床をとった。

        マーガレットズロースのみんな、あしたちゃんと秋田に来るかなぁ。
         


        青森もぐらや

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          2015年9月20日 日曜日
          「青森 もぐらや」

          札幌から青森は、実はすごく遠い。
          別々のツアーにした方がお金も時間もかからずに行けたかもしれないけど、どっちも随分ご無沙汰していたので、ご無沙汰つながりで旅をした。

          札幌駅のホームでかけそばをテイクアウトして、座席に座っていきなりジーパンにこぼしてしまった熱い汁も乾いてしまう程の時間、時間が止まってしまったような海辺の町を眺めながら電車に揺られて、青森駅に到着。

          あきひとにおすすめしてもらった街中温泉へ向かう途中、のっけ丼に誘われてドアを開ける。
          1000円の食券を買って、市場をぐるぐるまわってごはんの上に好きな魚をのっけていく。たくさんの観光客に混じってぼくも旅人らしく目を輝かせたけど、こんなとき、気がつくといつもぼくは逆走しているな。
          ホタテ、ハマチ、イカ、マグロ、中トロ、数の子、あとなんだっけな、たくさんのっけた。ウニは高くて断念。
          だけど最後に飲んだしじみ汁が一番うまかったな。

          満腹になって温泉に浸かって、これがなかなかいい温泉だった。お湯もよかったけど、青森の温泉らしい大きな作りで。サウナと水風呂を何往復かして、ぐったりして座敷で一眠りしてからもぐらやへ。

          あきひとと最後に会ったのはいつだったかな?
          途中まで迎えに来てくれた。自然にハグ。
          あきひと、おっさんになってもこいぬみたいにかわいい人だ。お腹を見せて転がってるようなうれしさが伝わる。

          移転してはじめてやって来たもぐらやは、小さいけどいままでのあきひとの店より随分居酒屋らしい作りで、一見普通に見えて、でもいい感じにちゃんとしてないところがあきひとらしかった。

          リハーサルして、なんだかもう胸が熱くなってしまった。ひさしぶりに友達の店でライブできるなんて、本当にしあわせだよ。

          あだちくんもやって来た。「Adaching Weasel」から「どーした!安達」に改名していたけど、そもそも弾き語りはぼくが青森に来たときしかやらないらしい。そのいい加減さがうらやましい。あだちくんもかわいい人だ。

          だけど随分年下だと思っていた人たちが久しぶりに会うとみんなおっさんになっている。
          親子くらいの歳の差はもう同世代でいいんじゃないかと思えるようになって来た。

          うきぐもの野宮も会った時は二十歳くらいだったはずなのにおっさんになっている。みんな一緒に歳をとっていく。長生きするほど、相対的に歳の差がなくなっていくのがいいね。

          うきぐものメンバーが続々登場。みんな家族を連れて。
          こどもたちが増えている!かずやんとこが3人、藤川んとこが2人、あきひとも2人。みんなめんこいなぁ。おれ、本当に長いこと来ていなかったんだな、青森。
          そうしてみんなと再会してオープン前のもぐらやは親戚の集まりみたいな同窓会みたいななつかしい雰囲気。

          ライブがはじまる。どーした!安達、エレキギターの弾き語りでやるロックンロール。当たり前だと思うけどあまりやってる人がいないぼくらのスタイル。ルーズでハッピーな安達くんのうた、ぼくが前に青森に来た時共演して以来の弾き語りらしいけど、もっとやったらいいのに。

          うきぐも。山形に住んでるあきぼーは今回来れなくて、あきひと、かずや、野宮、藤川の4人で。
          はじまった途端、空気がふわふわになるような、演奏。これが聴けただけでも青森に来てよかったよ。泣きそう。

          マーガレットズロースもうきぐもも、それぞれの家族や生活があって、思うように活動できないけど、解散も休止もしないでずっと続いている。
          もっといいおっさんになった頃、また一緒にツアー回れる日が来るかもしれない。

          そんな気持ちでぼくの番。12曲うたって、アンコールは三丁目にラッパが響く。
          弦が切れてあきひとのアコギを借りてうたった「うその地球儀」は、いままでで一番優しくうたえた気がする。どこか暗いところのある歌だけど、うたう気持ちで全然ちがう歌にもなるんだな。

          そりゃあたのしい打ち上げ!
          内容は忘れた、けどたのしかったのは覚えてる。
          また来年も来るからね。








           


          自分で地図を描いていきたい 札幌3デイズ

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            2015年9月17日(木)

            「161倉庫」
            札幌は快晴。大通り公園ではちょうどオータムフェストという食のお祭りをやっていて、昼になおこちゃんと出かけた。なにしろ北海道中のうまいものが大集合しているもんだから、はじからはじまで歩くのもむずかしい。距離もあるけど、全部見る前におなかいっぱいになってしまうから。
            生ソーセージ、蒸し牡蠣、ケイジャンチキン、焼き牡蠣などを食べながらビールで酔っ払う。
            最高なんだけど、なにか後ろめたい気持ちがあったのは、今夜ヌルマユと対バンだったからかな。
            初めての共演、前にどこで会ったかお互いあまり覚えていなかったけど、とてもストイックに死ぬか生きるかという音楽をやっている人というイメージ。
            「こんなことしてていいのかな?」という気持ちになったのはたぶん、ライブの前にライブ以上に楽しいことがあったら、ぼくはどんなふうにうたっていいかわからなくなりそうだったからかもしれない。
            でも心配はいらなくて、やっぱりライブが最高だった。

            ヌルマユのライブは一刀一刀、真剣を振り下ろすような、ミリ単位で狂ったら大怪我するような演奏。誰にもカバーできないし、カバーしようとも思わないような。
            拒否しているんだけど、全部許してくれるような強さ。
            ドラムとエレキギターのふたり、でもドラムが聴こえないくらいギターがでかい。このバンドのPAは「バランスをとろう」と思ってはいけないのだそう。バランスってなんだ?「これでいい」と思うことかな?
            素晴らしかった。

            その後でぼくは随分ゆるい演奏をしてしまったような気がするけど、ヌルマユの永井さんはしきりに「そういうことか、そういうことか」と繰り返して、ぼくの音楽を「ポップとロックの新しい夜明けだ!」とか「平井さんの方がおれよりずっとストイックだよ」とうれしそうに酔っ払っていた。

            打ち上げは飲みすぎた。
            161のKCさん、最高です。
            ライブを企画してくれたトシキくん、ありがとう。
            トシキくんはハウアユースというバンドをやっている。
            マーガレットズロースのライブで会った時にCDをもらっただけだったのにぼくは彼にライブのお願いをした。
            そのCDはかっこよさとかっこ悪さのギリギリの輝きをもっていて、はじめて銀杏ボーイズのCDを聴いた時を思い出した。たぶんライブは全部かっこよくなるんだろうと思った。彼にお願いしてよかった。
            酔っ払って何を話したか忘れてしまったけど、とても大事なことを話したような気がする。たぶんみんなもそうじゃないかな。まさか札幌で終電なくしてタクシーで帰るなんてね。


            9月18日(金)
            「サウンドクルー」
            いままで誘われて決まるツアーが多かったけど、この旅は全部きっかけは自分で決めた。曲を作るみたいに直感にしたがって組んだツアーだった。いままであまり自分から決めなかったのは集客に自信がなかったり、求められているところでうたいたいという甘えもあったのかもしれない。
            これからは自分で地図を描いていきたい。
            行きたい時に行きたいところへ行って、
            そうして季節を感じて歳をとって行きたいと思った。

            入り時間までなおこちゃんと娘のちさちゃんと一緒にスープカレーを食べたり、ギターのメンテナンスで楽器屋さんを回ったり、明日のライブ会場のカエルヤ珈琲店に顔を出したり。

            この日出演予定の吉田崇展さんが体調不良でキャンセルになったので急遽サウンドクルーのスタッフの菊地さんが出ることに。
            3年前にサウンドクルーに来た時も共演していたのだけど、あの時はライブレコーディング直前であまり余裕がなかった。今回はばっちり独特の響き、言語感覚、堪能しました。

            というのもこの日はお客さんがとても少なくて、出演者同士でお客さんにならないと誰もいない、という状況になりかねなかったのです。

            ぼくのときも出演者のみなさんがいてくれてありがたかったです。ヌルマユ永井さんも駆けつけてくれました。たったひとりでも聴いてくれたらうたえるけど、誰もいなかったらどうだろう?やめてしまうのかな?うたわせてもらえるならうたいたい。途中で誰か来るかもしれないし、続けていくために。

            終って出演者ばかりの打ち上げ。これがなぜかすごくよくて、不思議な連帯感が。
            ○△□(まるさんかくしかく)というバンドがおもしろくて、いろいろ話しました。それとElegano Moonlightさんはよく見たらエンケンさんにそっくりでたまりませんでした。Blue3という小樽のバンドは自分で認める青春パンク。若いのにおっさんっぽくてよかったな。
            サウンドクルーのPAでTHE武田組のベースでもある本郷さんとの再会もうれしかった。
            前回ぼくを呼んでくれたサイモンさんはツアー中で不在。
            サイモンさんだけでなく松竹谷清さんや昔からの友達など、会いたかった人たちがみんな旅にでていた。恐るべしシルバーウィーク・・・。

            日本酒のコップを片手に地下道を走ったけど、またしても終電を逃し、しかもそれに気づかず反対方向の電車に乗ってしまい、なおこちゃんに迎えに来てもらうという失態。
            なぜかお酒がたのしい札幌ツアー。


            9月19日(日)
            「カエルヤ珈琲店」
            3年前にアディーこと鈴木亜沙美(現在は僕のレテパシーズドラマー)と『PON』のライブレコーディングをしたカエルヤに帰ってきました。相変わらず大好きな響き。名物アマガエルの「えだまめ」も健在でした。カエルヤの祐子さんもマスターも変わりなくうれしかった。
            だけど時間の流れも感じた今回の旅。
            前回来た時はまだしそにぬもオープンしていなかった。
            その後ぼくは熊本で「はるかぜ2013」をやったり、cafe Arbaroを立ち上げたり、珈琲の焙煎に励んだり。
            次に来る時にぼくが別府に住んでいるなんて当時は想像できるはずもなかった。
            なおこちゃんも当時は彼と2人で暮らしていたのが、今は2歳の娘と2人で暮らしている。人生なにが起こるかわからない、なんていつも言っているけど、3年も来ないでいると本当に驚く。次はもっとはやく来なければ、と心に誓う。

            ワンマンライブとなればうたいたい歌もたくさん。
            “B”“ONDO”からの曲を中心に第1部。ずっとうたっている曲を中心に第2部。だけど、前回も来てくれた人はお客さんの半分もいなかったようで、はじめましての人が多かった今回。
            新しい曲を聴かせたいというのはぼくの自己満足だったかもしれない。いつだって自己満足なんだけど、お客さんがたのしい自己満足でありたいといつも思う。

            終演後、なおこちゃんの家でまめちゃん、ナガモリくん、のぞほちゃんも集まって飲み会。ちさちゃん大興奮の中、日付が変わってのぞほちゃんの誕生日をみんなで祝いました。またみんなで会いたいよ。

            なおこちゃん、ちさちゃん、トシキくん、永井さん、井野夫妻、札幌のみんな、ありがとう。またね!


            “B”セルフライナー

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              札幌、青森、秋田、盛岡、東京のツアーから別府に帰ってきました。各地でお世話になったみなさん、ありがとうございました!またすぐ旅に出ます。なかなか日記が追いつきません。
              各地でたくさんの人に平井正也の最新音源“B”を買っていただきました。通販もはじめたのでここらで収録曲の解説でも書いてみようかと。


              「はちみつの雨」
              2014年、11月。遠藤賢司さんがデビュー45周年のツアーで熊本に来てくれました。その前の晩にできた歌。ずっとひとつのことだけ続けてきたエンケンさんのことを思うと、なぜだか涙がでそうになります。好きなことならなんでもやってきたぼくだけど、歌を作る時にはいつだって純粋なたったひとつの気持ちでやってきたつもりです。
              「難しいことはなにもない 宝物を探しに行くだけ」
              いつまでもこんな気持ちでいようと思います。

              コントラバスで上田珠真子、ウクレレ・コーラスで平魚泳が参加しています。
              レコーディングが終わった後、魚くんが「サビでコーラスがあった方がいいと思うんだよね」とひとりで録音してくれた声が、とてもいいです。


              「1996」
              マーガレットズロースを結成したのは1996年、ぼくが18の時です。那須でSARAという宿を営む高橋夫妻の息子、柚一郎くんは1996年生まれ。小学生の時に家族でライブを観に来てくれたのがきっかけで、那須に泊まりに行ったり、ギターを教えてあげたりするようになりました。今年高校を卒業した柚一郎くんがワーキングホリデーでアイルランドに旅立つ前に、SARAで一緒にライブをして、次の日ふたりでカレー屋に行ったり、喫茶店に行ったりしたことをそのままうたったのがこの歌です。ずっと柚一郎くんをこどもだと思っていたけど、もうぼくがバンドを組んだ時と同じ歳なんだと思うと、タイムスリップしたような不思議な気持ちになりました。

              ベースで上田珠真子、ドラムはぼくがスーツケースとスネアを叩いてリズムを作っています。軽くて好きな音です。


              「魔法をかけてあげる」
              別府へ引っ越す直前に、どこでも暮らせるようにつくったおまじないのような歌。ぼくにとって真実はいつもとても単純でわかりやすい姿であらわれます。
              「たった三つのコードで魔法をかけてあげる」
              とうたっていますが、G・D・Cのスリーコードでできています。

              ベースは上田珠真子、ボンゴは平魚泳。
              マーガレットズロースではもっとメキシコっぽいようなイメージでアレンジする予定なので、今回は南国風にやってみたつもりです。曲後半で、女の人のセクシーな吐息が聴こえるような気がするのはぼくだけでしょうか?


              「五七五」
              小学校で俳句をならってきた糸麻が「五・七・五・七・七・五・七・五・・・」などと適当に口にしていたのを、「これは!」と思って歌にしました。
              このわくわく感はなんなんでしょう?
              ワン・ツー・スリー・フォーじゃなくて
              いち・に・さん・し・ご・ろく・しち!しち!
              というカウントではじまるのは、実は
              ジョナサン・リッチマンのロードランナーからのアイデアでもあります。

              上田珠真子のベースと、ぼくのスーツケースとスネアのリズムが最高にマッチした曲です。珠真子さんのコーラスも曲の軽さに磨きをかけています。


              「うその地球儀」
              “B”収録曲の中でもっとも新しく、録音の日にできたばかりの曲。はじめて最初から最後まで通してうたえたテイクが収録されています。
              このCD自体が、秋田のハイコーフェス6というイベントに対するリスペクトが原動力となって制作されたのですが、その中でも「うその地球儀」はハイコーフェス主催の進藤くんのことを思いながら作りました。
              今年で最後かもしれないというハイコーフェスに対して、少しは苦労を知っているつもりのぼくは、やめないでとは言えないけど
              「忘れないでね またここで会えるから」とうたうしかできませんでした。

              今作唯一のギター弾き語り。魚くんが、「ダビングするなら最後にサビで一回だけハモったらぐっと来そう」と言ったのがまさにぼくも思っていたことでぐっと来ました。
              マーガレットズロースでのバンドアレンジを期待してしまいます。


              「たのしいロックンロール」
              ニューヨーク・ドールズやハノイロックス、キッスなどのサウンドを狙ったつもりで遥かにしょぼい仕上がりになりましたが、これがぼくのたのしいロックンロール。もはや歌詞はなんだっていいのです。スタジアムのど真ん中で弾いているつもりでギターソロを録りました。

              これもベース上田珠真子、トランクとスネア平井正也。
              ハイハットも、タムも、シンバルもなくてもロックンロールできるんですね。


              「すーすーすー」
              収録曲中ではもっとも古い曲。2012年のハイコーフェスの帰り、スタッフのみんなに見送ってもらって、夜行バスが出発する時間まで大曲駅のひろばみたいなことろで、エレキギターの生歌でうたいました。
              昔、そんなことがあったような気がする、というようなぼくとしてはめずらしい作風の曲ですが、なんだか月夜にボートで湖に漕ぎ出したくなるようなロマンをひめています。

              魚くんのボンゴと一緒に一発録音した空気がとても気持ちよく収められています。

              ・・・・・・・・・・・・
              タイトルの“B”は別府に来ることになったきっかけの珠真ちゃんと一緒に、別府で録音できたという縁、
              それからハイコーフェスで進藤くんがぼくのコスプレをする際の重要アイテムとして使っているボーダーシャツを思い浮かべて頭文字をとったのですが、
              バンドの“B”でもあるんじゃないかと、自分のことながら気がつきました。
              珠真ちゃんと、魚くんと3人でやったレコーディング自体にいいバンド感が生まれてこの作品はできました。
              けれど“BAND”じゃなくて“B”。
              なにか足りないままにしておきたかった、どこか軽さを大事にしたかった。そんな思いがあります。
              完璧をめざして作ったわけではない、言ってしまえばB級の音像なのですがそこに気持ちよさもあると感じています。
              気がついたら何度も何度もリピートしてしまう、不思議な魅力ある作品になりました。
              この音源の中からマーガレットズロースのアルバムであらためて録音される曲もいくつかあると思いますが、この作品の世界観は独特なもので価値は失われないものと思います。

              そんなわけで、今の平井正也が詰まった“B”。7曲入り1500円。これから各地に連れて行きますのでどうぞよろしくお願いいたします!


              絡まる夜のこと

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                2015.9.12

                「絡まる夜」というイベントのこと。
                会場は福岡のMusic bar shangri-laというお店。
                佐古勇気、中井大地、石田ラベンダー、みんなはじめて会う人たちだったのに、終わってみたらなにか不思議な別れ難さみたいなものを感じる夜だった。
                そんなことは珍しいことで、企画してくれた緒方さんには本当に感謝です。
                 
                佐古くんは会っていきなりぼくのカバンに水をこぼして、
                「会う前から嫌われないようにしなきゃと思ってたのに第一印象最悪ですよね?」
                なんて言っていたけど、なかなかいいエピソードだったと思う。
                 
                リハーサルからみんなびっくりするようないい歌をうたっていたので、話してみると共通の友達や好きな音楽の話であっという間にうちとけてしまった。
                ぼくはそんなにたくさん音楽を聴かないし、本も読まないけど、その小さいところで重なったのがうれしかったのかも。いままで出会っていなかったのが不思議なくらいだった。
                 
                中井くんと友部さんの話になったら、もう昔から友達だったような気さえした。
                なんかぼくと顔が似ているなぁと思った。
                佐古くんと中井くんは元々友達で、きのうもふたりは佐世保でうたっていた。ふたりのうちとけた雰囲気がすぐにみんなの雰囲気になったのかも。
                 
                石田ラベンダーちゃんはまだ二十歳になったばかりなのに、すごく落ち着いているなあと感心した。
                でもどこかまじめそうなところがあって、その辺に親近感がわいた。
                ぼくもこんなだけど、自分ではちゃんとしすぎなんじゃないかと嫌になることもあるので。
                 
                ライブがはじまって一番目はラベンダーちゃん。
                大きなスケッチブックにその日のセットリストを書いてステージの前に出している。いきなり
                「みなさん、今日はどんな1日でしたか?」
                今夜はこちらの3曲をご用意しました」
                ときれいな滑舌のいい発声ではじまったので、面食らった。
                そんなのはじめて聞いた。
                いま思うとまじめというか正直なんだね。素直さがうたに出ていた。
                二十歳といったらぼくはもうマーガレットズロースで結成2年目だったわけで、そう思うと当時と今と変わらない。
                あまり人の二十歳を若い若いと言わないようにしよう。
                ラベンダーちゃんの歌を聴いて、ぼくが忘れていた純粋さのことを思った。失くしたわけじゃないんだな。
                 
                次は中井くん。
                「友部さんはどうしてあんな詞が書けるんだろう、自分には絶対書けない」
                といっていた中井くん。
                だけど友部さんを真似したような言葉じゃなくて、うまく言えなくても自分から出てくる言葉でうたっていた。
                中井くんは30歳だったかな。
                すごく人懐こくて、話しやすいのに、歌にはどこか孤独で、さみしい佇まいがあった。
                きのう飲み過ぎたらしく、声がよく裏返っていたのも悪くなかった。
                 
                それから佐古くん。
                いきなり来た。
                ギターの無骨さがノスタルジックなメロディーを際立てる。
                言葉が扉を蹴破って出てくる感じだった。
                かっこよかったな。
                「かっこいいものはたくさんあっても、ぐっとくるものがすくないのは、そのなかに自分がないから」
                と話して、最後にうたった「おっぱい」という歌が、かっこわるいけどぐっときたね。
                 
                ぼくも気持ちよくうたった。
                できたばかりの「うその地球儀」をはじめてライブでうたった。
                ライブより先にレコーディングしたはじめての曲。
                まだどんなふうにうたっていいかわからない。
                それがわからない方が素直にうたえる、いまだけの感じ。
                アンコールをもらって、「はちみつの雨」をうたった。
                盛り上がったまんま終わるのがなんだかもったいなく感じて、心をしずめて、それぞれの糸を絡めるつもりで。
                 
                うちあげ代わりに元祖長浜へ。
                クロマニヨンズや早川義夫さんのことなど、ラーメン一杯で申し訳ないくらいたのしく話した。
                またこのメンバーでライブしたいな!
                ……………………………………
                今日から札幌3デイズです。
                ご来場お待ちしてます!
                ◉9月17日(木)
                161倉庫
                『あの娘にマッハ161』
                出演
                平井正也
                ヌルマユ
                E.ARTHONAS
                ヤハタトシキ(ハウアユース)
                前売:1500円 ドリンクオーダー自由
                開場18:30 / 開演19:00
                会場:
                161倉庫
                サウンドクルー
                「美しい水」
                出演:平井正也、吉田崇展、〇△□、Elegano Moonlight、Blue3
                Open 18:30
                Start 19:00
                前売2000円/当日2500円
                (+1drink)
                SOUND CRUE
                カエルヤ珈琲店
                『カエルヤLIVE
                〜カエってきた平井正也〜』
                時間 開場18:00 / 開演18:30
                料金 前売り2000円 / 当日2500円(いづれもワンドリンク付き!)
                カエルヤ珈琲店
                TEL&FAX011-616-1558

                こんな日も遊んでいるようでもある

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                  2015.9.11

                  別府に引っ越してからずっと幼稚園には行きたがらなかったじんた、ようやく見学してみる気持ちになって午前中は幼稚園へ。

                  幼稚園はしまが通う小学校のとなりで、通学・通園も一緒、給食もおなじメニュー、運動会も一緒とあって、しまは相当にうれしいらしく、かなり鼻息を荒くしている。

                  本当は見学するにはいろいろな手続きがいるんだけど、園長も兼ねる校長先生の配慮で気軽に見学させてもらえることに。本当に親切で素敵な校長先生、大好きです。

                  ずっとしぶっていたわりに、こどもたちも先生もみんな親切ですぐに一緒に遊びだしたじんた。広い園庭でカエルとり。
                  いきなりたのしそう。ゆみことふたりでベンチに座ってのんびり見ていた。
                  「熊本と別府じゃ生えてる雑草も違うよね〜」
                  「この苔かわいいね」
                  とか話しながら。

                  小学校の運動会の練習にも参加。
                  1,2年生と一緒に初めて聴くドラえもんの歌で踊る。
                  じんたはだんだん退屈しだして、みんなと離れてこっちに来たのでふたりでいちゃついた。
                  代わりにぼくがドラえもんで踊った。

                  給食の前に、つかまえたカエルを逃がすかどうかでこどもたちともめる。逃がしたいじんた。逃がしたくない男の子。ゆっくり気持ちを聞いてあげる先生。両方の意見にくちぐせらしい「確かに」を連発する男の子。
                  ああ、いい幼稚園なんだな、と思った。

                  見学をして結論は「給食を食べなくていいなら幼稚園に行ってもいい」というじんた。
                  小学校入学まであとちょっとだけど、きっとここでまたおもしろいことがいっぱいあるね。


                  みなさんに見送ってもらった後、我々は気になっていた「山田チキンカレー」という店へ。
                  これが、かなり本格的なインドカレーで、めちゃくちゃおいしくて、スパイスのあたらしい扉が開いた感じ!相当辛かったけど、うまいカレーなら食べられるじんたも満足。
                  帰りの車中、ゆみこと「うまかった」ばっかり20回くらい言い合いながら帰宅。

                  カレーのおかげで頭の中のなにかが動き出したのか、すぐにCDの曲順やジャケット、タイトルについてミーティングが白熱。
                  そもそも今回タイトルで難航しているのは、曲名をタイトルにすると後でマーガレットズロースが再録したときにまぎらわしい、という問題があったので。

                  ゆみこは収録曲の「はちみつの雨」から『ハニー』、(べいびーとダーリンとかもあるしね)
                  同じく収録曲の「五七五」から「GO」というタイトルを連想。
                  でもボ・ガンボスの『GO』があるじゃん〜
                  とかああだこうだ言い合って、
                  結局『B』に決定!

                  「別府」に来なければできなかったCDだし、ぼくのトレードマーク的な「ボーダーシャツ」をジャケットにするアイデアもあったので。
                  他にも隠れた単語がいろいろあるのだけど、
                  実際にボーダーシャツに「B」を刺繍して、それをスキャンした画像をそのままジャケットにしよう!というゆみこのアイデアが炸裂してハイタッチ。同時にライブ衣装も決定!

                  そこからはゆみこはすぐさま刺繍をはじめて、ぼくは歌詞カード作り。
                  それがどういうわけか夕方5時くらいからみんなでザリガニ釣りにいくことに(笑)

                  前からじんたが行きたがっていたんだけど、その日の別府がめちゃくちゃ空気がきれいで、遠くまで見渡せて、どこかへ出かけたい気持ちが抑えられなかったのだな。

                  途中、えさのスルメを買って南立石公園へ。
                  スシパンさんから釣れまくりだとは聞いていたが、
                  おもしろくないほどよく釣れた。
                  もうテクニックもくそもない。
                  釣りというよりは落ちている石を拾うように
                  ザリガニを集めてバケツへ。
                  それでもしま、じんた大はしゃぎで家に帰る。
                  用意していた水槽にいれて、さっそく名前をつける。

                  じんたのザリガニは「ザリ」と「ガニ」。
                  しまの欲張りでいっぱいいてよくわからない。

                  夕飯、奈良の井上夫妻が送ってくれた
                  手作りの無添加、ソーセージ、ハム、ベーコンを食べる。
                  たまらなく旨い!
                  明日からぼくが福岡と佐世保のツアーに出かけるので
                  おもいきって一気に食べてしまった。

                  その日はさらに夜遅くまでツアーに持っていくTシャツやトーとバッグのプリントをしたり、ジャケット・歌詞カードをデザイン入稿までやるという奇跡的な作業効率であった。

                  やっぱり家族でたのしんでいることが一番大事だなあ。
                  ふだん遊んでいるようでもたまにこんな日もある。
                  こんな日も遊んでいるようでもある。


                  「レコーディング翌日、ちょっと振り返る」

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                    2015.9.10

                    昨夜レコーディングを終えて、結局魚くんはうちにもう1泊。
                    でも朝方まで録音データの整理などしてくれていた様子。
                    ぼくも余韻ですぐには眠れなかった。

                    朝、しまが学校に行った後、じんたと魚くんと3人で朝ごはんを食べて、魚くんを見送る。
                    ミックスをしてくれる東京の松本さんにデータが届くのは今夜になるそうで、そのあいだなんともじれったい気持ちをおさえてジャケットデザインにとりかかる。
                    でもタイトルも決まっていないのにジャケットもない。
                    うーん。
                    タイトルタイトル。

                    キーワードを書き出す。
                    去年の「ONDO」つながりで「SINDO」(進藤)なんてのも・・・

                    タイトルをイメージするために何度も繰り返して録音を聴く。
                    それでいいな〜と思ってまた一周。また一周。
                    そんなふうに遅々として進まず。

                    そんな中、魚くんからメッセージが届く。
                    「はちみつの雨」にコーラス入れたいんだけど、いいかな?って。
                    ぼくもすぐイメージできて、お願いすることに。
                    2日間でやれるだけやったと思っていたけど、こんなふうにまだアイデアを出してくれるなんて、感激だった。

                    松本さんの仕事がすこしでもはかどるように、曲ごとに具体的なミックスのイメージを書き出す。
                    資料として歌詞と構成が書かれたコード譜と一緒に送る。
                    まだ音源が届いてもいないのに先手、先手である。

                    なにしろ時間がない。
                    ハイコーフェスは9月22日だけど、このツアーは札幌3デイズからはじまって青森へ南下して、そのあと秋田に入るので出発は9月16日なのだ。
                    おそくても9月15日にはモノを完成させなければならない。

                    そもそも今回の録音、ずっとイメージはしていたものの、やっぱり作ろう!と決心したのはつい最近で、手帳を見るとすまちゃんに電話したのはたぶん9月2日。何曲かベース弾いてほしいとお願いして、同時に別府で録音機材持っている人いないか探してもらう。
                    その間ぼくはいざとなったらラジカセで録音しようとハードオフへ行ったり。
                    翌9月3日、先日うちに遊びに来た魚くんのCDを聴きながら、(そういえば魚くん、どうやってCD録音したんだろう?)と思って電話すると、自分でプロトゥールズで録ったと。
                    それじゃあ録ってくれない?と頼むとうん、いいよと。
                    それから松本さんに電話してミックスのお願い。
                    いいね、できるよと。
                    幸運にもすまちゃんと魚くんのスケジュールもバッチリ重なった。そんな流れで発案から実際に録音に入るまで超スピードでここまで来たのだ。


                    だけどちょっと心配なのはここのところゆみことあんまりゆっくり話したりできていないことで、ぼくがヘッドホンで集中して聴いている間にこどもたちと図書館に出かけていて、気がつくと誰もいなかったり。
                    別府でめざした音楽のそばにある暮らしは実現しつつあるけど、家族がいい空気でないといいものはつくれないから。

                    深夜、ジャケットのラフ作業を一段落させて、いまいち晴れない気持ちで2階から降りてくるともうゆみこは眠っていた。
                    すごくいい録音に期待が膨らみつつも、なにか足りないものを感じながらぼくも眠った。


                    レコーディングとハイコーフェスのこと

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                      2015.9.8

                      「レコーディング」というのはつまり「記録」のことなので
                      「記録」のことを記録するのは随分野暮なことのようで、

                      というよりレコーディングの後にはミックス、マスタリングや、
                      ジャケット・歌詞カードのデザインという大事な作業に
                      すぐさまとりかからなければならなかったので、

                      でも本当はレコーディングされた音があんまり素晴らしく
                      実際聴いてもらう前にああだこうだ説明しない方がよい
                      と感じたのでレコーディングの日のことはあまり詳細には
                      記さずにおこうかと思う。とかいって結局長文になるかも。


                      その日、レコーディングスタジオに使わせてもらった別府の石垣さんのビルは商店街の中にあるにもかかわらずとても静かで、昼から窓を開け放ってカラオケするで有名なおとなりのスナックは幸運にもお客がいないようだった。
                      とにかく一日幸運だった。

                      朝9時に集まって、セッティングが整うまで新曲の「うその地球儀」の仕上げを。
                      机に向かっていてもなかなか決まらなかったところが、いざとなると最初からできていたようにすらすらと仕上がってきた。
                      曲の材料は全部そろっていても、それを組み立てて形にするのはまた無数の可能性があって、ぼくはいつもいちばん気持ちいいように、思い出すように作る。
                      ここのところあっという間にできるような曲が多かったけれど、こうして久しぶりに随分難儀して「うその地球儀」が完成した。
                      「東京」や「さよなら東京」くらいの難産だったと思う。

                      それから午前中は「1996」、午後に「五七五」、「たのしいロックンロール」、「すーすーすー」、「はちみつの雨」、「うその地球儀」という順にどんどん録っていく。
                      どんどんといっても、気がつくと夜の11時だった。
                      多少のトラブルはありつつも、ほとんどつまづくことなく、たのしく録音できたのは、ずっとわくわくしながら一緒に作業してくれた魚くんとすまちゃんのおかげです。

                      どんどんのってきて、予定になかったコーラスをうたってもらったり、録りながらいろんなアイデアを出し合ったり。
                      さくさくは進んだけど妥協したわけでもなく、
                      2日間でできることを全部出し切った。

                      レコーディングしていてうれしいのは、ひとつのテイクを録り終わった瞬間、まわりのひとたちの反応がすぐ伝わってくる時。
                      (いまのはよかった)
                      そんなのが、直接言葉や、態度、雰囲気で伝わってきて迷わず進むことができたから、本当に2日で7曲もできたんだ。
                      魚くんはとてもいいエンジニアにだと思う。
                      本当に録音は「のり」だと思うので、タイコたたくひとが録音するのはすごくいいと思う。
                      録音に参加してくれた魚くんのボンゴやウクレレも素晴らしい演奏だった。

                      すまちゃんは一曲一曲進んでいくたびに「この曲好きだな」「この曲もいいよね」と言葉にしてくれた。それがすごくうれしかった。
                      長年つれそったマーガレットズロースのメンバーからはあまり聞くことができない言葉なので。
                      バンドではけっこう自分でほめている。誰かにほめられないと曲も育っていかないのかも。

                      こうして録れた音を、ずっと聴きながらジャケを作ったり
                      日記を書いたりしている。
                      通して30分くらいだけど、本当にあっという間で、何度も何度も繰り返して聴いている。
                      ミックス前にこんなに聴くのははじめてくらい何度も聴いている。
                      なにかをチェックしているわけでもなく、聴きたくて聴いてしまう。

                      ・・・・・・・・・・・・
                      「ハイコーフェスのこと」

                      今回録音した曲は今年レコーディングに入る予定の
                      マーガレットズロースのアルバムの収録候補曲でもある。

                      これからバンドで録音しようという曲を、どうしていま作っているかというと、それは毎年秋田で開催されている「ハイコーフェス」のために作っている。
                      去年作った「ONDO」もそうしてできた。
                      イベントのために、というか主催の進藤くんのために。

                      ぼくは録音が本当はあまり得意じゃなくて、何かなければ曲を作ってライブするだけで何年でも過ぎてしまうと思う。
                      自分のことは録音されたものより絶対素晴らしいと思っているから。

                      だけど進藤くんやハイコーフェスのことを思うと
                      どうしてもあたらしいCDを作らずにはいられない。

                      進藤くんはいつもハイコーフェスに出演するミュージシャンに、思いのたけをこめたリクエスト曲を送ってくる。
                      それも明らかに持ち時間を大幅にオーバーするくらいたくさん。
                      気持ちが強すぎて、とても無視することができないようなリクエスト。
                      だからハイコーフェスでは新曲ができない。ぼくがCDを作らないと進藤くんにあたらしい曲を聴いてもらうことができない。

                      そしてやたらと熱くて長い長い出演者紹介を書いているくせに、実際はほとんどその人のライブを観たことがない進藤くんは、YOU TUBEを観まくったり、過去のブログをさかのぼって読みまくったり、CDを何度も聴きまくって、ほとんど妄想でミュージシャンに対する愛を膨らませている。
                      しかもその妄想はその人をとても正確に捉えているように思う。
                      本当にやばいので「ハイコーフェスの出演者紹介」はぜひ全部読んでみてください。検索すればすぐ出ます。

                      そんな進藤くんに過去のぼくやマーガレットズロースばかり堀下げてもらうんじゃなくて、「今」の姿を知ってもらいたい。
                      まだいつ完成するかわからないマーガレットズロースのアルバムを待たせるなんて耐えられないない気持ちがおさえられなくなる。

                      そんなすごく偏った想いでこのCDを作っているんだけど、
                      音楽として、聴いてくれたひとりひとりのストーリーが動き出すような作品になると思います。本当に。


                      だけどそうしてハイコーフェスを想ってCDを作ることが、5年も新譜を作っていないマーガレットズロースの重い腰をついに動かしたり、
                      ぼく自身がハイコーフェスのステージでうたうことが、、離れてくらすマーガレットズロースのメンバーとぼくを結び付けていたように思う。

                      「マーガレットズロースでハイコーフェスのステージに立ちたい。」
                      ぼくがはじめてハイコーフェスに出演した2011年から、ずっと
                      思ってた。

                      5年目ではじめてマーガレットズロースで出演します。
                      ぼくらが日曜日にライブできないので、今年のハイコーフェスは
                      9月22日火曜日・祝日なんです。

                      日本中どこからだって行くことができます。
                      秋田ハイコーフェス。
                      まだ前売り残っています。
                      遠いな、というだけの理由だったら
                      当日そんなことは全部ぶっ飛ぶので
                      なんとかして来て、観てもらいたいです。
                      心からのお願い。



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