自分で地図を描いていきたい 札幌3デイズ

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    2015年9月17日(木)

    「161倉庫」
    札幌は快晴。大通り公園ではちょうどオータムフェストという食のお祭りをやっていて、昼になおこちゃんと出かけた。なにしろ北海道中のうまいものが大集合しているもんだから、はじからはじまで歩くのもむずかしい。距離もあるけど、全部見る前におなかいっぱいになってしまうから。
    生ソーセージ、蒸し牡蠣、ケイジャンチキン、焼き牡蠣などを食べながらビールで酔っ払う。
    最高なんだけど、なにか後ろめたい気持ちがあったのは、今夜ヌルマユと対バンだったからかな。
    初めての共演、前にどこで会ったかお互いあまり覚えていなかったけど、とてもストイックに死ぬか生きるかという音楽をやっている人というイメージ。
    「こんなことしてていいのかな?」という気持ちになったのはたぶん、ライブの前にライブ以上に楽しいことがあったら、ぼくはどんなふうにうたっていいかわからなくなりそうだったからかもしれない。
    でも心配はいらなくて、やっぱりライブが最高だった。

    ヌルマユのライブは一刀一刀、真剣を振り下ろすような、ミリ単位で狂ったら大怪我するような演奏。誰にもカバーできないし、カバーしようとも思わないような。
    拒否しているんだけど、全部許してくれるような強さ。
    ドラムとエレキギターのふたり、でもドラムが聴こえないくらいギターがでかい。このバンドのPAは「バランスをとろう」と思ってはいけないのだそう。バランスってなんだ?「これでいい」と思うことかな?
    素晴らしかった。

    その後でぼくは随分ゆるい演奏をしてしまったような気がするけど、ヌルマユの永井さんはしきりに「そういうことか、そういうことか」と繰り返して、ぼくの音楽を「ポップとロックの新しい夜明けだ!」とか「平井さんの方がおれよりずっとストイックだよ」とうれしそうに酔っ払っていた。

    打ち上げは飲みすぎた。
    161のKCさん、最高です。
    ライブを企画してくれたトシキくん、ありがとう。
    トシキくんはハウアユースというバンドをやっている。
    マーガレットズロースのライブで会った時にCDをもらっただけだったのにぼくは彼にライブのお願いをした。
    そのCDはかっこよさとかっこ悪さのギリギリの輝きをもっていて、はじめて銀杏ボーイズのCDを聴いた時を思い出した。たぶんライブは全部かっこよくなるんだろうと思った。彼にお願いしてよかった。
    酔っ払って何を話したか忘れてしまったけど、とても大事なことを話したような気がする。たぶんみんなもそうじゃないかな。まさか札幌で終電なくしてタクシーで帰るなんてね。


    9月18日(金)
    「サウンドクルー」
    いままで誘われて決まるツアーが多かったけど、この旅は全部きっかけは自分で決めた。曲を作るみたいに直感にしたがって組んだツアーだった。いままであまり自分から決めなかったのは集客に自信がなかったり、求められているところでうたいたいという甘えもあったのかもしれない。
    これからは自分で地図を描いていきたい。
    行きたい時に行きたいところへ行って、
    そうして季節を感じて歳をとって行きたいと思った。

    入り時間までなおこちゃんと娘のちさちゃんと一緒にスープカレーを食べたり、ギターのメンテナンスで楽器屋さんを回ったり、明日のライブ会場のカエルヤ珈琲店に顔を出したり。

    この日出演予定の吉田崇展さんが体調不良でキャンセルになったので急遽サウンドクルーのスタッフの菊地さんが出ることに。
    3年前にサウンドクルーに来た時も共演していたのだけど、あの時はライブレコーディング直前であまり余裕がなかった。今回はばっちり独特の響き、言語感覚、堪能しました。

    というのもこの日はお客さんがとても少なくて、出演者同士でお客さんにならないと誰もいない、という状況になりかねなかったのです。

    ぼくのときも出演者のみなさんがいてくれてありがたかったです。ヌルマユ永井さんも駆けつけてくれました。たったひとりでも聴いてくれたらうたえるけど、誰もいなかったらどうだろう?やめてしまうのかな?うたわせてもらえるならうたいたい。途中で誰か来るかもしれないし、続けていくために。

    終って出演者ばかりの打ち上げ。これがなぜかすごくよくて、不思議な連帯感が。
    ○△□(まるさんかくしかく)というバンドがおもしろくて、いろいろ話しました。それとElegano Moonlightさんはよく見たらエンケンさんにそっくりでたまりませんでした。Blue3という小樽のバンドは自分で認める青春パンク。若いのにおっさんっぽくてよかったな。
    サウンドクルーのPAでTHE武田組のベースでもある本郷さんとの再会もうれしかった。
    前回ぼくを呼んでくれたサイモンさんはツアー中で不在。
    サイモンさんだけでなく松竹谷清さんや昔からの友達など、会いたかった人たちがみんな旅にでていた。恐るべしシルバーウィーク・・・。

    日本酒のコップを片手に地下道を走ったけど、またしても終電を逃し、しかもそれに気づかず反対方向の電車に乗ってしまい、なおこちゃんに迎えに来てもらうという失態。
    なぜかお酒がたのしい札幌ツアー。


    9月19日(日)
    「カエルヤ珈琲店」
    3年前にアディーこと鈴木亜沙美(現在は僕のレテパシーズドラマー)と『PON』のライブレコーディングをしたカエルヤに帰ってきました。相変わらず大好きな響き。名物アマガエルの「えだまめ」も健在でした。カエルヤの祐子さんもマスターも変わりなくうれしかった。
    だけど時間の流れも感じた今回の旅。
    前回来た時はまだしそにぬもオープンしていなかった。
    その後ぼくは熊本で「はるかぜ2013」をやったり、cafe Arbaroを立ち上げたり、珈琲の焙煎に励んだり。
    次に来る時にぼくが別府に住んでいるなんて当時は想像できるはずもなかった。
    なおこちゃんも当時は彼と2人で暮らしていたのが、今は2歳の娘と2人で暮らしている。人生なにが起こるかわからない、なんていつも言っているけど、3年も来ないでいると本当に驚く。次はもっとはやく来なければ、と心に誓う。

    ワンマンライブとなればうたいたい歌もたくさん。
    “B”“ONDO”からの曲を中心に第1部。ずっとうたっている曲を中心に第2部。だけど、前回も来てくれた人はお客さんの半分もいなかったようで、はじめましての人が多かった今回。
    新しい曲を聴かせたいというのはぼくの自己満足だったかもしれない。いつだって自己満足なんだけど、お客さんがたのしい自己満足でありたいといつも思う。

    終演後、なおこちゃんの家でまめちゃん、ナガモリくん、のぞほちゃんも集まって飲み会。ちさちゃん大興奮の中、日付が変わってのぞほちゃんの誕生日をみんなで祝いました。またみんなで会いたいよ。

    なおこちゃん、ちさちゃん、トシキくん、永井さん、井野夫妻、札幌のみんな、ありがとう。またね!


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