レコーディングとハイコーフェスのこと

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    2015.9.8

    「レコーディング」というのはつまり「記録」のことなので
    「記録」のことを記録するのは随分野暮なことのようで、

    というよりレコーディングの後にはミックス、マスタリングや、
    ジャケット・歌詞カードのデザインという大事な作業に
    すぐさまとりかからなければならなかったので、

    でも本当はレコーディングされた音があんまり素晴らしく
    実際聴いてもらう前にああだこうだ説明しない方がよい
    と感じたのでレコーディングの日のことはあまり詳細には
    記さずにおこうかと思う。とかいって結局長文になるかも。


    その日、レコーディングスタジオに使わせてもらった別府の石垣さんのビルは商店街の中にあるにもかかわらずとても静かで、昼から窓を開け放ってカラオケするで有名なおとなりのスナックは幸運にもお客がいないようだった。
    とにかく一日幸運だった。

    朝9時に集まって、セッティングが整うまで新曲の「うその地球儀」の仕上げを。
    机に向かっていてもなかなか決まらなかったところが、いざとなると最初からできていたようにすらすらと仕上がってきた。
    曲の材料は全部そろっていても、それを組み立てて形にするのはまた無数の可能性があって、ぼくはいつもいちばん気持ちいいように、思い出すように作る。
    ここのところあっという間にできるような曲が多かったけれど、こうして久しぶりに随分難儀して「うその地球儀」が完成した。
    「東京」や「さよなら東京」くらいの難産だったと思う。

    それから午前中は「1996」、午後に「五七五」、「たのしいロックンロール」、「すーすーすー」、「はちみつの雨」、「うその地球儀」という順にどんどん録っていく。
    どんどんといっても、気がつくと夜の11時だった。
    多少のトラブルはありつつも、ほとんどつまづくことなく、たのしく録音できたのは、ずっとわくわくしながら一緒に作業してくれた魚くんとすまちゃんのおかげです。

    どんどんのってきて、予定になかったコーラスをうたってもらったり、録りながらいろんなアイデアを出し合ったり。
    さくさくは進んだけど妥協したわけでもなく、
    2日間でできることを全部出し切った。

    レコーディングしていてうれしいのは、ひとつのテイクを録り終わった瞬間、まわりのひとたちの反応がすぐ伝わってくる時。
    (いまのはよかった)
    そんなのが、直接言葉や、態度、雰囲気で伝わってきて迷わず進むことができたから、本当に2日で7曲もできたんだ。
    魚くんはとてもいいエンジニアにだと思う。
    本当に録音は「のり」だと思うので、タイコたたくひとが録音するのはすごくいいと思う。
    録音に参加してくれた魚くんのボンゴやウクレレも素晴らしい演奏だった。

    すまちゃんは一曲一曲進んでいくたびに「この曲好きだな」「この曲もいいよね」と言葉にしてくれた。それがすごくうれしかった。
    長年つれそったマーガレットズロースのメンバーからはあまり聞くことができない言葉なので。
    バンドではけっこう自分でほめている。誰かにほめられないと曲も育っていかないのかも。

    こうして録れた音を、ずっと聴きながらジャケを作ったり
    日記を書いたりしている。
    通して30分くらいだけど、本当にあっという間で、何度も何度も繰り返して聴いている。
    ミックス前にこんなに聴くのははじめてくらい何度も聴いている。
    なにかをチェックしているわけでもなく、聴きたくて聴いてしまう。

    ・・・・・・・・・・・・
    「ハイコーフェスのこと」

    今回録音した曲は今年レコーディングに入る予定の
    マーガレットズロースのアルバムの収録候補曲でもある。

    これからバンドで録音しようという曲を、どうしていま作っているかというと、それは毎年秋田で開催されている「ハイコーフェス」のために作っている。
    去年作った「ONDO」もそうしてできた。
    イベントのために、というか主催の進藤くんのために。

    ぼくは録音が本当はあまり得意じゃなくて、何かなければ曲を作ってライブするだけで何年でも過ぎてしまうと思う。
    自分のことは録音されたものより絶対素晴らしいと思っているから。

    だけど進藤くんやハイコーフェスのことを思うと
    どうしてもあたらしいCDを作らずにはいられない。

    進藤くんはいつもハイコーフェスに出演するミュージシャンに、思いのたけをこめたリクエスト曲を送ってくる。
    それも明らかに持ち時間を大幅にオーバーするくらいたくさん。
    気持ちが強すぎて、とても無視することができないようなリクエスト。
    だからハイコーフェスでは新曲ができない。ぼくがCDを作らないと進藤くんにあたらしい曲を聴いてもらうことができない。

    そしてやたらと熱くて長い長い出演者紹介を書いているくせに、実際はほとんどその人のライブを観たことがない進藤くんは、YOU TUBEを観まくったり、過去のブログをさかのぼって読みまくったり、CDを何度も聴きまくって、ほとんど妄想でミュージシャンに対する愛を膨らませている。
    しかもその妄想はその人をとても正確に捉えているように思う。
    本当にやばいので「ハイコーフェスの出演者紹介」はぜひ全部読んでみてください。検索すればすぐ出ます。

    そんな進藤くんに過去のぼくやマーガレットズロースばかり堀下げてもらうんじゃなくて、「今」の姿を知ってもらいたい。
    まだいつ完成するかわからないマーガレットズロースのアルバムを待たせるなんて耐えられないない気持ちがおさえられなくなる。

    そんなすごく偏った想いでこのCDを作っているんだけど、
    音楽として、聴いてくれたひとりひとりのストーリーが動き出すような作品になると思います。本当に。


    だけどそうしてハイコーフェスを想ってCDを作ることが、5年も新譜を作っていないマーガレットズロースの重い腰をついに動かしたり、
    ぼく自身がハイコーフェスのステージでうたうことが、、離れてくらすマーガレットズロースのメンバーとぼくを結び付けていたように思う。

    「マーガレットズロースでハイコーフェスのステージに立ちたい。」
    ぼくがはじめてハイコーフェスに出演した2011年から、ずっと
    思ってた。

    5年目ではじめてマーガレットズロースで出演します。
    ぼくらが日曜日にライブできないので、今年のハイコーフェスは
    9月22日火曜日・祝日なんです。

    日本中どこからだって行くことができます。
    秋田ハイコーフェス。
    まだ前売り残っています。
    遠いな、というだけの理由だったら
    当日そんなことは全部ぶっ飛ぶので
    なんとかして来て、観てもらいたいです。
    心からのお願い。


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